オータニシンイチのノート。

飲食店支援をしながら感じたことや経験したことから考えて、仮説を立てたり行動したり。

ママそら☆くまもとフェスティバルに参加して感じたニッチプラットホーム戦略の可能性

2013-09-04 11.54.56

「ママそら」というプロジェクトをご存知ですか?

『ママそら』とはソーシャルメディアを通じてママ達を応援し、明るい未来を創造するプロジェクト

だそうです。空のように広くという意味の「そら」とソーシャルを活用して自分磨きの研究をするという意味のソーシャルラボ(Social Lab)の頭文字をとった「そら」という二つの意味を持っているそうです。そのFacebookページでは6400人以上のいいね!が集まり、ママを中心に広がりを見せています。今回、縁あって第一回ママそら☆くまもとフェスティバルのお手伝いをすることになりましたが、すごい可能性を秘めたプロジェクトなので成功するといいなーと思っています。

正直、ママサークルとか苦手でした。

人見知りという性格もありますが、集まったり何かするのに“群れる”という感じがして苦手意識を持っていました。どーせ我が子自慢しつつカワイーとか言い合うんでしょ的な偏見もww。小さい頃から群れるのが苦手でしたし、群れるとジャイアンみたいなリーダーがでてきて××グループみたいな構図ができる。なんで、○○グループの子と遊んでんの?お前××グループだろ?うっとうしい事この上なしです。今でもすすんで参加するのは子供達の学校行事と仕事とサッカーだけです。笑

 

ママ達は小さな事で悩んでいる。

この「ママそら」に出会ったきっかけは、あるマーケティングセミナーでした。そこで感じた第一印象は「元気すぎるママ」でした。そして、意外な事で悩んでんだなとも。ご飯を食べに行くのにベビーカーだと段差が困難とか走りまわって迷惑をかけるんじゃないかってキッズスペースがあるところばかりになってしまうとか。たかが外食するだけなのに行きたい店かどうかではないところで悩んでいました。他にも子供のことばっかりで自分の輝きを見失ったり、子育ての不安や情報の収集方法など多岐にわたっています。こういった小さな悩みは「やんなきゃ!」と思い込んでいる心の枷が一番大きい場合が多いのですが、それも人それぞれなんでしょう。ひとまとめでは解決しないはずです。

 

ママそらはママ達のプラットホームとなり拡大していく。

「ママそら」はママだけでなくママ予備軍のためのプラットホームとなります。もちろんパパも活用すべき場となるでしょう。そこにどんなコンテンツがありどんな欲求をみたす場になるのかが今後は大事になってくるはずです。最初はママ達の情報交換で成り立つかもしれませんが、そのうちママをターゲットとしたサービスを提供している企業や業者が進出してくるんじゃないかな?と感じています。それが悪いってことじゃないです。注目は集まるしママ達の欲しい情報やサービスが充実することで、プラットホームは更に拡大します。いいヤツばっかりじゃないってだけです。子供のことを大切に考えるあまり高額な教育商材の契約をしてしまったとか、イベントや交流会への過度な参加要請による“プラットホーム疲れ”とかが起きないとも限らないということです。ともあれ、こういったプラットフォームを必要としているユーザーは多いという事は間違いないです。

 

良質なプラットフォームになるための3つのコト。

①ルールを決める プラットフォームには様々な形がありますが、主にサービス提供者とユーザーという関係になりやすいものです。そういった中で統制を図るのであれば『ルールを守って自由にどうぞ』という姿勢が思わぬ事態を招くリスクを軽減できます。どうしてもサービス提供者とユーザーが直接交流を持つことで発生するリスク避けられませんが、ルールを作りクオリティを守ることでプラットフォームを維持できるはずです。

②メインはユーザーである ママそらプラットホームを利用したい!いいね!という一般ユーザーが継続して活用してくれることが重要です。プロジェクトの運用にはお金が必要になります。ボランティアではいずれ限界がきてしまいます。ですが継続的に出資してもらえるように出資者に優位なプラットフォームに一般ユーザーが賛同し続けてくれるでしょうか?プラットフォームに誰が重要なのかを忘れないようにしたいですね。

キラーコンテンツは何か? 「○○といえばママそら」といった絶対的なキラーコンテンツは必要になります。もちろんユーザーが顕在的に望んでいるモノかもしれませんし潜在的なその手があったか!みたいなモノかもしれません。そのキラーコンテンツを補完するコンテンツが充実してくると、そこからポジティブバイラルが始まっていくのです。

 

ママが活躍する為には家族や社会がサポートするのが当たり前になることが大事

なんだかんだ言っても社会がママ達にすげぇ協力的かというと、まだまだそうでもないです。ママ達のバイラル効果やネットワークのすごさはとても重要な資源なのにです。なぜでしょう?ひとつは子供の体調や家事などにより社会的な時間の制約が存在している事でしょう。んなもん家族内でできる人がやればいいんですけどね。ちなみに子供達を朝起こしてご飯を準備して送るのは私の担当です。好きでやってますww。もうひとつは育成する体力のない企業が多いということ。この辺りは補助金などを活用できるのでしょうがどうすればいいっていうのがわからないとかもあるでしょう。スキルのあるママ達ばっかりじゃないですからね。そろそろ社会全体でママ達の制約を解除したらいいと思うのです。働き方はどんどん変わってきています。いろんなポテンシャルを秘めたママがたくさんいるのでもったいないです。

そのためのプラットフォームが「ママそら」なんだと思うのです。

 

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