熊本ブランディングカレッジのキックオフセミナーに参加したら、全員登録した方がいい内容だった話。
熊本に新しい風が吹こうとしている。
経営層の方々とお話しする機会も多いが、新しいことに取り組むオーナーさんは多くない。時代の変化に対応できている方も大していない。自分なりのやり方で対応していると思っている方は多い。ダメではないしこれまでもそれでやってきたってのもわかるんだけど“もったいない”。せっかく良いモノもコトももっているのに、とにかくもったいない。
そんな中、「熊本ブランディングカレッジ」という経営者のための学校が誕生した。
誕生前にキックオフセミナーが開催されたので、参加してみるとエッセンスだけでここまで話すのかっ!という内容に驚いた。マジですぐ使えるヤツやーーん!
そもそも“ブランディング”って何?
ブランドと聞くとどんなものを想像するんだろう?Appleやシャネル、SONYなどの大企業の話だと感じる人がほとんどなのかなと思っている。
ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物・建築物・史跡・地域 ・祭事など、あらゆるものが該当する。
ーWikipedia引用
と、なにやら難しい文言も書いてあるが、要は「あらゆるものが該当する」という最後の文言が重要だ。大企業であろうと個人商店であろうと関係ないのだ。
じゃ、具体的に何をすればいいんだぁあ?と前のめりになってしまった人は、熊本ブランディングカレッジに登録した方がいい。そうでない人も登録した方がいい。
ブランドとは、その人やモノやコトのことである。
ブランディングとは 、ブランドをファンの育成によって価値を高めていく活動。
ということ。
NPSを集めるアンケートから始めよう
やってみたい!と感じた人が最初に口にする言葉が「何から始めたらいいですか?」なので、答えを言っておくと「自社(または自分)のことを知ること」から始めよう。
自社の顧客が、ファンなのか通りすがりなのかなんとなくなのかを数値化しようというNPSアンケートから始める。NPSとはネットプロモータースコア(Net Promoter Score)の略称で世界的にも有名な指標なのでサッサとやった方がいい。
日本人のコミュニケーションにはフィードバックが少なすぎると元Googleのピョートルさんも言っていたので間違いないが、食べログやGoogleマイビジネスなどのレビューに対して「営業妨害」だと声を荒げるオーナーさんもいる。
しかし、考えてほしいのは、食べログやGoogleマイビジネスに書く時間をわざわざ作って書いてくれているというのは、もはやファンの要素があるということ。どうでもいいお店については書かないという選択ができるにもかかわらずである。このフィードバックを受けて自分のお店がどうするのかを考えたらいい。誤解されてると感じたら「伝わっているか」ということを見直す必要がある。
ブランディングの話を教えてくれた人
伝えると伝わるは違うこと
「ウェブサイトに書いてる」「メニューに書いてる」「貼り紙してる」これで“伝わる”と思ってはいけない。そもそも読んでないから。フィードバックに誤解されているまたは知られていないということを感じたら「伝え方」を真っ先に見直さないといけない。売り手と買い手は売買しているものが違うので、ドリルを売りたい販売員と穴を開けたいお父さんの話は有名だと思う。そうゆうこと。
じゃあ何を言えばいいのか?それをどう言えばいいのか?ってことをウンウン唸る必要がある。果たしてそれで伝わるのか?を考えて。
勉強になるのは「すべらない話」だと思ってる。あれは伝えるという技術に長けた芸人のなせる職人芸だと思ってる。なぜ笑ってしまうのか?それは一言に「聞いている人の頭の中にイメージさせることに成功しているから」ということに他ならない。すなわち「伝わっている」ということ。
その場の状況を詳細に説明することで、聞き手の頭の中にその場の状況をイメージさせやすくすることで「伝わる」を実現している。イメージさせることだけを考えると使える言葉が変わってくるはず。オノマトペとか。プリンプリンとブルンブルンは似ているようで全然違うし、パリパリよりもバリバリの方が厚さがでる。4歳の息子といろんな音を表現する遊びをしているがとても勉強になる。彼によると魚の骨を食べる音は「ミシュリミシュリ」らしい。何その音?!
ウェブサイトやパンフレットに何を書いているか見直してみよう。
伝わるを教えてくれた人
コジマコージ(無題) (@kojimakoji) | Twitter
デザインってモノをつくるってことだけじゃないって知ってる?
デザインと聞くとポスターやチラシ、ウェブサイトなどの制作物のことをイメージする人が多いのかなと思ってるけど、そんなことはない。
デザイン(英語: design)とは、オブジェクト、システム、さらに測定可能な人間とのインタラクション(建築設計図、 エンジニアリング図面、ビジネスプロセス、回路図、縫製パターンなど)を構築するための計画またはコンベンションを作成する行為[1]。デザインは、さまざまな分野で異なる意味を持っている(#デザイン分野を参照)。場合によっては、オブジェクトの直接構築(陶器、工学、管理、コーディング、グラフィックデザインなど )もデザイン思考を使用すると解釈されうる。
ーWikipedia引用
「仕組み」というデザインがあることも覚えておいてほしい。そもそもデザインというのは、何かしらの課題があり、それを解決する方法として「デザイン」が必要になるということで、カッコいいものを作ることが解決策なのであれば、それはそれでいいが、カッコいいものを作る必要がなければ作らなくていいということ。目的は「課題解決」なので。
イベントなどをやるときには、それをやることで自社のどんなブランディングに繋がるのか?やその言葉で伝わるのか?同じような企業はどんなことをしているのか?などたくさんのことを考える必要がある。だけど、その中心には企業理念やミッションといったことがあるはず。ブレずにいこうぜ!その世界観に興味のある人が集まってくるしファンになってくれる!
デザインってことを教えてくれた人
お腹いっぱい。
これがエッセンスだった。スゲー学校ができた。登録した方がいい。絶対。