オータニシンイチのノート。

飲食店支援をしながら感じたことや経験したことから考えて、仮説を立てたり行動したり。

集客力を上げるために注目すべきたった1つのキーワード

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お客さんはどうして来店してくれているのか?

料理が美味しいから 居心地がいいから 希少なお酒が豊富だから 以前商談に使ったら上手くいったから パートナーが気に入っているから バッグにはいったら面白そうだったから

…。

理由や目的は、ひとつではないはずです。10人いれば10通りの答えがあるくらいバラッバラです。100人いれば82通りくらい答えがあるくらいバラバーラなのです。中には思いも寄らない答えもあるはずです。ウチは魚の鮮度がウリなんだと思っていたら鶏の唐揚げがお客さんのお目当てなんて話もあるでしょう。そんな中でも特に注目しておきたい『キーワード』があります。それは…

「なんとなく」

 

お客さんがハッキリと理由をもって来店しているとは限りませんし、本音を話してくれているとも限りません。何故かは説明出来ないが雰囲気が好きなんてこともあると思います。しかし、来店してくれているということは何かしらの理由や目的を持っているのです。 理由や目的が分かっていれば戦略を立てやすいのに…という相談が多いのもうなずけます。実は、普段の何気ないやりとりの中にこそ「本質的な理由」は隠れているのです。すなわち「潜在ニーズ」です。たとえば

 

いつも朝の通勤時に見かけていたんで、なんとなくランチによってみました。

 

一見すると何の問題もなさそうですが、いつも朝の通勤時に見かけていたのです。ここで少し考えてみてください。

  • 自分のお店で「朝食」のサービスはニーズとしてないのか?
  • 朝食のサービスをしているお店であれば、なぜランチに来店したのか?
  • 通りがかりのお客さんに訴えているPOPはランチ向けにしているのか?
  • 店頭のPOP以外に参考にしたメディアは何か?
  • そのメディアのメインターゲットはどんな人なのか?
  • 自分の店のウリで満足させられるターゲットに届いているか?

いかがでしょう? 1つのキーワードから多くのヒントを得ることができました。アンテナを張ってその言葉の本質は何なのか?その背景には何があるのか?などを意識するだけでも集客力改善の大きなヒントになります。

 

それはどういうことなんだ? だからどうなんだ?

この言葉を繰り返して『なんとなく』の奥に輝く潜在ニーズを見つけだしてあげましょう。そして、その潜在ニーズを満足させられるサービスが愛される飲食店になる為の集客力になることでしょう。